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ゲーム

   
ゲーム
“脱ゲーム機”戦略を打ち出す、ゲーム機大手企業。ゲームは家庭用ゲーム機と業務用ゲーム機に分類されるが、家庭用ゲーム機ではソニー・コンピュータエンタテインメントが他社を圧倒する状況が続いている。2000年3月に発売した「プレイステーション2」は、8月時点で出荷台数が300万台を突破、「ドリームキャスト」のセガ・エンタープライゼスも「NINTENDO64」の任天堂も、さすがに牙城を揺るがすまでにはいたっていない。来年夏には任天堂から「ゲームキューブ」が発売されるが、ゲームソフト会社から有力ソフトの提供がなければ一気の台頭は難しいだろう。
とはいえ、業界自体が好調なため、シェアはソニーの一人勝ちだが、3社ともに業績的には悪いわけではない。しかも「プレステ2」「ドリームキャスト」のスペックを見ると明らかだが、すでに家庭用ゲームという枠組みを超えている。パソコンに代わるネット端末としての機能を十分に持ち合わせているのだ。ソニーしろ、セガや任天堂にしろ、もはやゲーム機メーカーとは言えないのかもしれない。
また業務用といわれるアミューズメント施設に設置されているゲーム機も好調だ。セガ、ナムコ、タイトー、シグマが大手4社だが、プリクラや「電車でGO!」のように一発逆転が可能な業界だけに、知られざる企業の台頭も考えられる。