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スポーツ・楽器
好対照のスポーツと楽器。前者が明で後者が暗。スポーツへの関心が高い日本人だが、最近は観るだけでなく参加することが増えてきている。
レジャーブームや健康ブームと重なったことを背景に、スポーツ市場はバブル崩壊時に一時停滞したものの、その後は順調に成長を続けている。ただし、野球やサッカー、ゴルフといった人気スポーツが支えている成長ではない。あくまでも自分も参加する、スポーツやレジャーのための道具が好調なのが成長の要因である。スキー、スノーボードからフィットネスクラブ、釣り、マリンスポーツ、さらには若者から絶大な支持を集めているXスポーツと呼ばれるジャンルまで、スポーツの多様化によって拡大していくスポーツ人口に支えられている。今後もその傾向は変わることはないだろうが、課題を挙げるならば、趣味・志向の多様化にメーカー側が追いついていけるか。また、新しいジャンルを提案できるかといったところになるだろう。
一方、同じ余暇市場で苦戦しているのが楽器である。ビデオ・CD・DVDの売上が好調な音楽業界にあって、楽器は今ひとつ。スポーツ同様に参加する側にはなかなか向かわないようである。ヤマハ、河合楽器は日本が世界に誇る楽器メーカーなのだが、国内で振るわず、海外での市場開拓を積極的に行っている状態である。