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工作機械
世界トップを維持する国際競争力をもつ日本は、アメリカ、ドイツと並ぶ工作機械の主要生産国である。1982年に生産額でアメリカを抜いてからはトップを維持しており、貿易摩擦の一因とされるほどである。
加工技術と電子制御技術から作られるNC旋盤とマシニングセンター(MC)では、きわめて高い国際競争力を保持している。NCはヤマザキマザック、森精機製作所、オークマ、シチズン時計の主要4社、MCはヤマザキマザック、森精機、オークマ、牧野フライス製作所、日立精機の5社が主要メーカーとして他社を圧倒。これらの工作機械にはほとんど数値制御(NC)装置が組み込まれているが、このNC装置で圧倒的シェアを誇るのがファナックである。
最新のトレンドは、リニアモーターを取り入れた超高速マシン、ナノ(10億分の1)メートルレベルの計測器を用いた超精密マシン、インターネットやLANといったネットワークに対応したマシンなど、新型マシンが続々登場してきている。
また、ロボットはひと昔前までは考えられなかったぐらいに、人間の動きに近づいてきている。プレイバックロボット、知能ロボット、遠隔操作ロボットなど、ロボットが熟練者なみの作業をこなす時代もそう遠くはない話である。ちなみにロボット開発企業としては、松下電器産業、富士機械製造、ファナック、安川電機などがある。