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事務用機器
「ネットワーク」と「個人ユース」への対応が最重要テーマでえある。OA機器の主力商品は、コピー機・ワープロ・ファクシミリ・パソコン・オフコンなど。これにオンライン端末やプリンタなどの周辺機器を含めると、その市場規模は3兆円にも達する。OA機器の需要は機種により差があるものの比較的、良好に拡大していくことが予想されている。
とりわけ、OA機器メーカー各社が有望視しているのは、デジタル複写機の分野。デジタル機はネットワーク上でパソコンやファクシミリに接続できるなどの利点があり、単にコピーをするだけではなく、コンピュータのプリンター機能を搭載した機種も多く出回っている。一方、複写機並みの印刷速度を持つレーザープリンターも登場するなど、デジタル化によって複写機とプリンターの「複合化」は進み、共に今後の需要拡大が期待される。いずれにせよ、情報・通信技術との親和性をいかに高めていくかが、OA機器全般の重要なテーマとなることは間違いない。
もうひとつ、OA機器業界が大いに注目しているのが、個人ユーザーマーケットである。パソコンが普及するのにともなって、家庭用ファックスやカラープリンターの売れ行きは好調に推移。さらに今後はSOHO(スモールオフィス・ホームオフィス)の広まりなど、個人マーケットは拡大することが見込まれ、その取り込みに各社、躍起となっている。