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通信
競争の激化が、新しいビジネスチャンスの誕生を加速させる通信業界。90年代に入ってから米国経済が好調なのは、情報通信革命の進展に負うところが大きいというのが通説となっている。パソコンをはじめとする情報技術の進歩もさることながら、通信の自由化による通信コストの大幅な低下と通信サービスの飛躍的な拡充が、新しいビジネスの創出に大きな役割を果たしたのである。
これにならって、日本でも90年代以降、通信業界の競争と再編の動きが本格化した。85年、NTTが民営化されたのを皮切りに、DDI・テレウェイ・日本テレコムの3社が長距離通信市場に参入。また、国内通信市場においても98年の東京通信ネットワークのサービス開始をキッカケに低価格化・サービス合戦が激しさを増していった。
さらに移動体通信の分野においては、NTTドコモとIDO・ツーカーなどの新規参入組の間で熾烈な競争が展開されているのに加えて、近年、通信業界におけるもう1つの重要な市場として急成長しているインターネット分野についても、NTTや他の通信事業者・サービスプロバイダーによる接続サービス競争が加熱している。こうした国際・国内・移動体の通信各分野で競争が激化する状況を睨んで、2000年10月、DDI・KDD・IDOの3社は合併による新会社「KDDI」を設立。NTTグループ・日本テレコムグループとの三つ巴による、新たな競争時代を迎えることとなった。