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クレジット・信販
バブル以降も着実に成長してきた一方で、競争も激化してきたクレジット業界は、業態によって大きく2つに分けられる。
1つは百貨店・量販店などの小売業者が物品販売促進を主な目的として、手数料ビジネスを兼ねてクレジット業務を行うケース。もう1つが信販会社や流通・銀行系などのクレジット会社が、クレジットや信用保証そのものを行うケースである。厳密にいえば、信販業とクレジットカード業は異なるが、信販会社のほとんどがカードを発行しているし、ショッピング・キャッシングにもそれぞれが参入しているため、いまでは同列としてくくられる場合が多い。
現在、クレジットカードは銀行系・信販系・流通系・メーカー系、さらには外資系などさまざまな業界から発行されているが、その発行枚数は2億2327万枚、年間の取扱高は23兆7842億円で、対前年比伸び率は10.7%(いずれも1998年・通産省調べによる)と、バブル崩壊後も着実な伸びを示している。とはいえ、2001年には、それまで銀行系カードには認められていなかった「総合割賦方式」(カード利用額を利用者の指定した回数で分割して支払える方式)が解禁される見通しであり、それを契機に各社の競争が激化。
これによりサービス内容の差別化による顧客の囲い込みが強化されるなど、今後、業界オールでの大きな動きがあることも十分に予想される。