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リース・レンタル
IT社会の進展に伴って、ニーズの再燃も予想される。リースとは機械などを設備導入しようとするメーカーなどに対して、設備を長期賃貸借(レンタル)する形で仲介して、利用者からリース料を徴収することで収益をあげる業態のこと。
リース対象となる機材で主なものは、コンピュータなどの情報関連機器が全体の4割を占めるほか、産業機器・事務用品などがそれに続く。メーカーにとっては、銀行借り入れの手間が省けるうえ、補修やメンテナンスのサービスも受けられるなどメリットが多い。その便利さから、日本にリースビジネスが登場して30年以上経つが、企業の旺盛な設備投資を背景として、市場規模は拡大の一途をたどってきた。
しかし92年度には、バブル崩壊後の不況期で企業の設備投資熱が冷え込むのに伴って、リース契約高も初の前年割れを記録。それ以降も、一進一退の状態が続いている。とはいえ、パソコンに代表される情報機器は技術革新のスピードが早く、それだけ設備が陳腐化するペースも早い。こうした場合にリースを利用するメリットは大きく、今後、設備投資に占める情報機器の割合がますます高まる状況を考えると、リース業界は大いなる可能性を秘めているといえよう。また、これからは企業対象だけではなく、個人ユーザー向けリース・マーケットの拡大も有望視されている。