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日本の流通機構を支えるのが、その他の専門商社。
紙・パルプ関連商社なら、日本紙パルプ商事と大永紙通商。前者は紙流通商社最大手。中堅商社ともいえる企業規模で、紙流通のほか古紙回収事業や貸しビル事業も行っている。後者は王子製紙系で紙流通第2位。同じ系列の日亜と昨年合併し、企業体質の強化を図っている。
資材・建材関連商社で挙げると、サンゲツ、ナイス、興国ハウジング。サンゲツは壁紙商社大手で、愛知県稲沢市に物流センターを昨年設置し、インテリア需要に応えている。ナイスは、完成品販売からオーダーメイドへ移行している段階。太陽光発電照射活用の電化住宅も取り扱っている。興国ハウジングは資材商社。合板商社の丸吉と合併し、住宅資材商社のトップに踊り出ている。
外資系の専門商社についても少し触れておくと、輸入洋酒トップのジャーディンワインズアンドスピリッツ。化粧品のシャネル、スポーツ関連のナイキジャパン、玩具のトイザらス、東食を買収したカーギル、音楽関連のタワーレコード、HMVなど、日本の専門商社と比較すると規模も勢いも格段の差がある。
今後も海外から参入が相次ぐことも考えられる業界だけに、国内の各商社はスタンスを明確にし、オリジナリティをいかに確立していくかが課題となっていくだろう。 |
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