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プラント・エンジニアリング
業界全体が注目している環境装置ビジネス。プラントエンジニアリングとは、調査・企画・設計・製造・据付・指導・運転までを一括して請け負う産業である。専業大手は千代田化工建設、日揮、東洋エンジニアリングの3社。兼営する三菱重工業、石川島播磨重工業、NKK、川崎重工業などの造船大手の中では三菱重工業がもっとも強い。主要な市場は海外で、具体的には産油国や東南アジアなど、重化学工業化が進められている国が中心となる。
機種としては、石油精製プラント・石油化学プラント・化学プラント・電力プラント・通信プラント・鉄鋼プラントなど。国際間の契約であり、巨額の資金を必要とするため、プロジェクト・ファイナンスも含めて商社と手を組む場合も多い。
国内市場はどうかというと、バブル崩壊後は停滞気味である。ただし、国際間競争が激しくなるにつれて、設備投資を考える企業が潜在的ではあるが増えてきている。そして国内外問わず、今後さらに需要が増えていくことが予想されているのが環境装置である。人口増加とエネルギー消費によって引き起こされる地域公害や環境破壊は、今や地球規模の課題。工業化を進める国はもちろんのこと、最新設備への転換を迫られる国でも環境に対するニーズは高まっていくことになるだろう。
実際、脱硫・脱硝、集塵、産業廃棄物処理など、環境破壊の防御・緩和装置の受注は年々増加してきている。