5.論作文試験 形を変えた履歴書 　 論作文とは企業が出すテーマに基づいて、自由に自分の考えや具体的な経験談を書く「第２の履歴書」です。文章からにじみ出る、普段の考え方や物事に対する取り組み方、性格などを読みとってより深い人間性を見出そうとするのがこの試験の目的です。これは自分の能力、個性、将来の目標、会社への貢献度など、相手に理解してもらえる絶好のアピールチャンスです。文章を書くのが苦手な人でも、自分の考えや意見をしっかり持っていれば大丈夫です。論作文は決して、高尚な理論を求める「論文」ではありません。「企業が何を求めているか」を考えた上で、相手に自分のことをしっかり理解してもらおうという姿勢で臨みましょう。 論作文合格への道 　 論作文対策として、まず企業側が論作文から何を判断するのかを把握しておきましょう。企業は様々な角度から君たちを見ているのです！ ●個性 ものの見方や考え方・人間の豊かさ・応募者の熱意 ●思考力 論理的な思考力と表現力・発想力とユーモアセンス ●作業能力　 短時間にまとめる能力・課題に的確に答える能力・文章力・文法力 効果的な論作文を書くためのポイントと注意点 　 とにかく書き慣れること！そして誰かに読んでもらうこと！です。 就職全体で言えることですが、試験では「経験は最大の武器」と言えるのです。 　 （1） 構成を練る 　 制限時間の４分の１を目安に「頭の中で考える時間」を設け、物事を整理しながら、文章の流れを作ります。 　 （2） 何はともあれ体験論 　 企業が読みたいのは解説のような「一般論」ではなく、「オリジナリティあふれる体験に基づいたあなたの意見」です。 　 （3） 相手にイメージさせる 　 伝えたいことを言葉でストレートに書くのは短絡的で芸がありません。全体の文章を通して相手にイメージを抱かせる工夫をして下さい。 　 （4） 最後に何度も読み返す 　 誤字、改行、センテンスの長さ、具体的な体験を基に前向きに表現された文章かなど、不審な点をチェックしておきましょう。 筆記試験は 一般常識試験 能力適性検査（SPI） 性格適性検査 論作文試験