1.自己PR
もう既に企業に提出を求められているケースもあると思います。
急いで完成させるために、ここでレクチャーしましょう。


自己PR・志望動機とは?
  就職活動において「自己PR」「志望動機」というのは「履歴書」「エントリーシート」など、会社に提出する書類でも面接シーンでも、必ず述べなくてはいけない最重要項目です。企業が君から聞きたい内容は、全てこの2つに集約されるといっても過言ではありません。ちなみに、「あなたの得意なことはなんですか?」「あなたの長所はなんですか」「学生時代どんなことに力をいれましたか?」これらはすべて自己PR。
「会社に入ったら何がしたいですか?」「どんなふうに会社に貢献できますか?」「なぜ当社を選んだのですか?」これらは全て志望動機になります。
自己PRや志望動機は「君が、君自身について、君の言葉で」語らなければ、相手には伝わりませんし、相手もプロですからどこかの本に書いてあることの写しでは、すぐばれてしまい逆にイメージダウンになってしまいます。一度で完成品を作ることは、絶対無理と言えますから、何度も書き直して納得のいく物を作っていきましょう。
自己PRは「自分がどんな人間か」アピールすること。
  「どんな点が優れていて」「どんな価値観を持っていて」「どんなことが好き」なのか相手に分かってもらうことが本来の目的です。「私は、明るく責任感のある人間で、粘り強い性格です」と企業で求められる資質(能力)ばかりを口にする学生がいますが、企業が知りたいのは等身大の君自身なのです。リアリティが感じられ、君自身の人間性が伝わるような内容でないと企業は判断しかねるのです。いくら「まじめ」で「一生懸命やる」人間でも、会社は一つの社会です。会社の人間と仕事を旨くやっていける人間か否かを企業は見なくてはなりません。たとえば、実際にあったエピソードをふまえなが自己PRをすると、君自身の全体像が見えてきます。
例えば、「私は、学生時代アルバイトに力を入れました。同じアルバイトを3年間続けましたが、マネージャーをサポートする立場として、新人の作業指導まで担当させてもらえるようになりました。アルバイト先の人間関係も良く、周囲の方に可愛がっていただいたことにもよりますが、一つのことをやり遂げる根気は誰にも負けません。」と言ったほうが具体的で確かに説得力がありますね。話の内容から「責任感」や「根気」も窺い知ることができます。ただ、とにかくインパクトを狙って、ウソ臭い自己PRを練りに練って作り込んでもすぐばれます。自己PRは「自分を知ってもらう」という目的にそって作ってくださいね!
自己PR制作のフロー
  ●アピールポイント(これだけは言っておきたい!)
性格や能力について、アピールしたいことをピックアップします
 
●具体的な経験・エピソード
アピールポイントを裏付ける具体的な経験やエピソードをまとめます
 
●その経験をどのように活かしたいか
その経験や、自分の優れた点を今後どのように活かしたいかまとめます
自己PRのポイント
  ●形容詞の羅列のみでは人間性が伝わりません
明るい、積極性がある、忍耐強いを直接言葉にするのではなく、相手に感じてもらう内容のエピソードで伝えていきましょう。

●経験や行動などの事実を並べるだけでは意味がありません。
ついつい安易に「努力しました」とか、「がんばりました」なんて言葉を使ってしまうのです。
採用担当者は聞き飽きている言葉なんです。そのことで自分に どん な影響が(成長が) あったのかを伝え、自分の人間性を感じてもらえるようにしてください。

●あれもこれも欲張らず、言いたいことに的を絞って!
エピソードもなるべく1つしぼり内容を展開していきましょう

●企業の望む人物像に無理矢理合わせた自分を見せないこと
相手はプロだからすぐ見破られます。経験談の中で志望業種に求められる能力が現れている ネタを中 心とした文章にし、自然にアピールしてみてね。

●旨く書けないときは、エピソードを先に書きその中から自分の特長を拾っていきましょう。
頭の中で考えてから書くのではなくて、書きながら作り上げていきましょう。

●書いた(作った)自己PRは必ず他の人に 見て(聞いて)もらえ!
自己PRは人事担当者(キミにとっての他人) が見たり聞いたりするモノ。
自己満足では相手にと どきません。友人や、就職課の先生、可能であればOB・OGなどに見せ(聞かせ)、 アドバイスを生かして練り上げて行きましょう。
自己PRがまとまらない!?
  短い時間(記入スペース)で自分をPRするのは難しい
言いたいことがあれもこれもありすぎてまとまらない場合もあるし、反対に特に取り得もなく、有意義な経験も無いので表現すべきことがないという人もいます。
前者のタイプは、一番言いたいことに的を絞ってそこから話をまとめていきましょう。その変わり、話の中でネタが広がりそうな、話題性がありそうなこと、要は担当者がもっと聞いてみたい、と思うようなネタは(フックといいます)さわりだけ入れておきましょう。面接で話が広がって更に表現できる機会があるかもしれないからです。
後者の場合は、自分の学生生活をもう一度振り返り、何をしてきたか書きだしてみましょう。そして自分の長所をかきだし、行ってきたことに長所が活されている部分をエピソードにしてみて下さい。まず大切なことは、自分を優しい目で、好奇心をもって見てあげることです。
学生生活の自分を誉めてあげて自分の良いところを見つけてあげましょう。
最初からまとめない
  はじめは、だらだらとたくさん書いていきましょう。それを書き直しながらどんどん短くしていくのがベストな方法です。最初からスペースにあわせて書き始めると伝えたい部分が抜けた内容だったり、抽象的な言葉が並びがちになります。
また、企業の要求するスペースも様々ですから、いろいろな長さのパターンを事前に用意しておくと良いでしょう。口答で話す場合は、400字位(約1分半位)にまとめておくと良いでしょう。
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