2.就職活動とは?
活動の基本は面接ではないのです
  就職活動というと、まず「面接」をイメージする人は多いでしょう。毎年多くの学生が「面接が旨くいかなかったから」などと、希望企業に受からなかった理由に面接をあげる学生が多いのは事実です。
しかし面接で見られるのは、面接にたどり着くまでに何をしてきたのかであり、就職活動そのものの成否を決める要素は、面接以前の段階に多く含まれていることを認識して下さい。
企業へのアプローチから始まる
  まず大切なことは、企業で面接を受ける権利を手に入れることから始めなければなりません。その為には、多くの企業へエントリーしていくことが望まれます。企業へエントリーする作業は、面接にたどり着く大切な第一歩なのです。活動の後半になっていくと、活動していく手持ちの企業がどんどん減っていきます。減っていく途中で内定が出ればOKですが、手持ちの企業が無くなってしまっては大変(毎年こんな学生が多いのです)。そんなことにならない為にも多めにアプローチしてみてください。
エントリーとは
  それは、君を受け付けてくれる企業かどうかを見分ける作業でもあるのです。例年超有名校しか採用しない企業が存在するのも事実です。そういった企業にエントリーし続けても無駄な努力ですよね!
そこで、エントリーをしてみて相手企業の出方を見てみるということも必要なことなのです。好意的な返信がある!エントリーシートの返事があった!つまりエントリーしてみて返信がある企業は、とりあえず採用試験を受けることが出来る企業だということですね。返信がこない企業は、もしかしたら既に受け付けを終了しているかもしれませんし、応募を受け付けてくれない企業かもしれないのです。つまり、まずはみなさんの応募を受け付けてくれる企業を見つけだすという作業が企業へのエントリーの持つもう一つの意味なのです。
自分を成長させるエントリー作業
  そして、自己PRや、業界を見る目、会社・社会を見る目を成長させる為に数多くエントリーしてください。エントリーを始めた今のこの段階では狭く志望企業を絞り込むことは不要です。まだ君たちは企業や仕事についての知識が浅いので、今は憧れや思い込みでの仕事選びにならないよう、幅広く研究し、 企業(仕事)を見る目を養う必要があるのです。絞り込むのはそれからで十分なのです。
採用パターンを把握しよう
  企業により、採用パターンが異なることを理解し、それに会わせた活動ができるように情報を収集していくことが望まれます。同じ企業でも、文系と理系は採用手法や面接の時期が異なるのはごく普通にあることです。同じ業界でも、面接から内定までの一連の流れの時期が異なることはよくあります。また、OB・OGルートからや学校推薦ルートしか受け付けない企業等もあり、ホームページを見ると一般に応募を受け付けているように見える企業でも、水面下で採用活動が行われているケースもあります。ですから、OB・OGや会社訪問などで情報を収集しておくことが必要です。就職活動では、知らなかった!聞いてなかった!終わっていた!は通用しないのです。
活動はトライ&エラーの連続
  あの時は何々が旨くいかなかった!こんどこそ・・・!と思っても同じ企業には応募ができないのが就職活動です(中にはOKの企業もありますが)。就職活動は社会生活で必要なことを知っている人が欲しいのではなく、必要なことをできる人が欲しいのです。面接で言いたいことが言えなかった。
それは企業から見れば、自己分析をしていても、していなくても、業界研究を一生懸命してもいなくても、結果を出せなかった人間として同じ扱いになってしまうのです。これを防ぐには、どれだけ練習をしたか?につきるのです。例えば第一志望の企業に一番最初に受けに行くことは避けて、十分に他の企業の面接で練習してから、第一志望企業を受けてみても良いかも。それには、第一希望を受ける前にそれなりの企業の面接を受けることができるようエントリーしておくことも必要ですね。
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