4.情報収集
自分についての理解を深めながら・・・
  自己分析と同時に 企業のことをもっと良く知ることも必要です。自分が判れば判るほど、相性の良い企業が探しやすくなってきます。相手を知る(=情報収集)方法としては、インターネットの各企業のホームページ、当社学生援護会など就職情報誌各社が展開している就職情報サイト、サーチエンジン各社の経済・産業ニュース、有志で作る就職メーリングリスト、就職関係のメールマガジンなどで情報収集が可能です。
がしかし、それだけでは周りのみんなと同じ情報量になりがちになり、個性あふれる志望動機に結びつけるのは難しいかもしれません。新聞やビジネス誌、書籍(四季報、職種紹介本など)、OB・OG訪問、からの有益な情報をもGETしてみてください。就職活動は、たった1年にも満たない期間で、自分にとっての適職を選び出す作業なのです。安易な思いこみや、イメージ先行の情報で企業を計ることのないよう注意し全ての企業情報を客観的に見るように努めてください。
将来の目標やキャリアプランがある程度明確になっている場合は、その企業に就職することによってどんなことが自分にプラスになるか(例えば技術や知識が身につくとか、資格が取れるとか、転職に有利とか)という先々の視点を持って考えることが望まれます。忘れていけないことは、「就職はあくまでスタートであってゴールではない」ということです。情報を集めるときに「自分が生活を営む場」としての見る部分も忘れずに収集してください。
業界研究
  興味がある業界、志望している業界について幅広く情報を集めましょう。同時に業界研究ではその業界全体の動向を分析し、業界の成長性、将来性を考えてみてください。
詳しい事業内容とともに、その業界に就職することによって、自分がやりたいことができる可能性がどれくらいあるのか、どんな職種が中心に採用されているのか、自己分析で確認した自分の価値観や適性をそこで活かすことができそうかどうか、自分が仕事をする状態を想定して全体的な傾向をつかむことに企業研究の意味があります。
併せて具体的にどんな企業が存在し、どんなポジションにいるのか、業界の力関係も知り、過去のOB・OGの内定状況も確認して、地に足の着いた活動に結びつけられるようにしましょう。
企業研究 1
  業界研究と併せて、興味のある、または自分に向いていそうだと思う職種について情報を集めてみましょう。職種については、イメージだけではなく、実際にどんな仕事を行うのか、自分がその仕事に従事した場合どんな生活が待っているのか、その仕事は自分のやりたいことに結びつくのか、より詳細に知ることが大切です。
一番効果的なのは実際にその職種に就いている人の話を聞くこと(OB/OG訪問)です。同じ職種であっても業界や企業風土、環境によって内容が異なるのは当然ですし、OB・OGの1人が言うことが全てではありません。できれば複数のOB・OGにお話を聞くのが望ましいと言えましょう。研究するときも「この仕事はこうだ!」と思い込みながら進めるのではなく、多種多様な社会の仕事について広く知識を持つという客観的なスタンスで取り組んで下さい。
もし、現場を見ることができれば見学に行くのも良いことでしょう。お客の立場からでも就職ということを意識しながら見学していると勉強になることも多いですよ。
企業研究2
  企業研究は、業界研究や職種研究を通して興味を持った企業をピックアップし、各企業について更に深い情報を集めていく作業です。事業内容、財務内容(経常利益/売上高など)、技術力、成長性、将来性、企業理念や風土、福利厚生などの待遇面、職場環境、採用職種などが重要なポイントです。
企業情報を客観的に見ていくことも大切ですが、企業研究の場合は、自分本位な立場も重要になります。「自分ならこの会社で・・・この仕事で・・・やっていけるか?」と常に問いかけながら、その感想も情報としてノートに蓄積していきましょう。
例えば女性の場合、長く働きたいなら結婚・出産後も仕事が続けられるかどうか(仕事が続けられそうな環境か)、女性を積極活用している企業かどうかも重要なキーとなります。育児休暇を取りにくい会社もあるのが現実。カムバックしたら仕事がないとか職場が変わっていたなんてこともあるらしいので、仕事を続けたいならそのへんはよくリサーチしてきましょう。
企業研究には企業のホームページや会社案内などの文字情報だけでなく、実際にその企業に勤めている方々の生の声を聞けば働く側の視点で企業研究ができます。学校の名簿や様々なネットワークを使って、できるだけOB・OG訪問は行いましょう。
また、会社説明会が始まっているようならできるだけ足を運びましょう。実際の企業の人事担当者に会って話が聞ける絶好のチャンスであり、一番深い情報とふれあう機会といえます。
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